歴史主義
正確な定義なんぞ出来ないのに大好きな言葉。おこがましいけれどもブログ運営の基本方針。ずっと取り組んできたビスマルクの言葉の中で、とりわけ愛されているのが「賢者は歴史に学ぶ」という言葉。彼が言うとカッコいい。
一方ブラームスも「歴史主義者」と称されるときがある。「過去500年のドイツ音楽がブラームス作品に結晶している」とさえ言われる。
2009年2月11日に発信したこの記事をご記憶だろうか。ブラームスを含む音楽史とて歴史の一部である以上、ドイツ史の前にブラームスを置いてみたいと宣言した。カテゴリー「077ドイツ史」の最初の記事でもある。ドイツ史の入門書購入を決意した記事でもあった。「ドイツ史の前にブラームスを置く」というのは、具体的には単にドイツ史を幅広く学びたいということとイコールで、少々気取った言い回しをしたに過ぎない。
その一つの到達点が4月以来展開中のビスマルク特集だった。間もなく一区切りをつけるが、今後も歴史によりかかった記事の発信が止まることはないだろう。ブラームスの演奏や鑑賞に歴史の知見は不要だと、知った上でもなお追求は止まらない。
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