塩街道
生活必需品の塩を運ぶ道。人の営みがあるところ世界中に存在する。もちろんドイツにもある。南部やオーストリアの岩塩産地から各地に塩が運ばれた。重たくて運ぶのが難儀な塩の輸送には出来るだけ水運が使われたが、やむなく陸上輸送されることもあった。
現在では観光街道にもなっているのが、製塩地リューネブルクからリューベックにいたる100kmの塩街道だ。「Altesalzstrasse」という。ハンブルクへの運搬にはエルベ川がそのまま使えるのだだが、バルト海地方への運搬を考えると積み出しの港はリューベックの方がいい。運河が開削される前は陸路で運ばれたということだ。
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