ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 無塩 | トップページ | Mayerling »

2013年1月28日 (月)

地名語尾「塩」

昨日の記事「無塩」で鴎外にからんで「塩」と「地名」の接点をクローズアップした。実は昨日の記事は大きな転換点。今日からしばらく「塩」に言及する。

ドイツ語で「塩」は「Salz」という。これを語尾に従える地名がある。シューマンの故郷ツヴィッカウに近い「Neuensalz」だ。ライン沿岸のコブレンツの近くには、そのものズバリの「Salz」という地名がある。一方その変形「salza」もドレスデン東方に「Neuensalza」として実在する。

南部に行くと「sulz」に変化する。地名語尾「sulz」「sulza」「sulze」は、その通り律儀に南部に現われる。時折「u」がウムラウトすることもある。

さてさて、さらに事態を面白くしてくれるのが「Hall」だ。中世に使われていた古高ドイツ語では、「塩」のことを「Hall」と言う。ヘンデルの生地として名高い「Halle」は、北部ドイツでは貴重な古くからの製塩地である。地名語尾「halle」または「hall」は、ドイツ南部やオーストリアに分布する。「salz」が組み込まれた地名よりも命名のタイミングが古いと推定出来る。

そう言えば昨日1月27日はモーツアルトの誕生日。生まれたのは「Salzburg」だ。

« 無塩 | トップページ | Mayerling »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 地名語尾「塩」:

« 無塩 | トップページ | Mayerling »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ