赤マイン白マイン
タイトルをもう一度よくご覧いただく。「ワイン」ではなく「マイン」である。「Main」と綴る川がある。クララ・シューマンの最期の地フランクフルトは、このマイン川に面している。だから正式には「Frankfurt am Main」という。ベルリンの東ポーランドとの国境にあるフランクフルトと区別するためだ。
さてそのマイン川をずっとさかのぼって行く。バンベルクを過ぎておよそ50kmのあたりで2つに分岐する。そこから南に続くのが「Rottermain」で、東に続くのが「Weissmain」だ。つまり「赤マイン」と「白マイン」である。
これが何を意味するのかは今後調べねばならない。記事「白い川」で述べたとおり。「白」が「塩分の析出」だとするなら「白マイン」の流域には製塩地が存在する可能性がある。
このあと赤白に分かれたマインはどちらも30kmほど先に源泉がある。白マインの源泉は「Weissmainquelle」、赤マインは「Rotermainursprung」という地名になっている。
「quelle」も「ursprung」も源泉という意味だ。
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