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2013年2月28日 (木)

船橋考

記事「シフスブリュッケ」で、シューマンが投身した橋が「船橋」だったと書いた。音楽之友社刊行の「作曲家◎人と作品シリーズ シューマン」の140ページにその絵が掲載されているとはしゃいだ。リアルな絵でとても興味深い。感情としてはこの絵のリアルさをどこまでも信じたいのだが、もし本当にこれがリアルだとすると、別に大問題が浮上する。

ライン川は遠くローマの昔から、物資輸送の大動脈だった。自動車や鉄道が普及する前はさらに重要度が高かった。輸送力やコストの点で陸上輸送を大きく引き離す。

先のシフスブリュッケの絵がリアルだとすると、船の通行は無理だ。貨物船どころかボートも通れない。絵は1848年の光景とされ、橋の撤去は1897年だから19世紀後ろ半分の間、ここデュッセルドルフでライン川水運が寸断されていたということになる。あくまでも仮設の橋で、架橋と撤去が繰り返されていたなら話は別だが、先の記述からはそうは読めない。ドイツ産業革命とも重なるその時期ライン川水運の重要性は疑う余地が無い。北海からの船がデュッセルドルフより上流に行けず、積み替えが発生したとは考えたくない。

おまけにかけられた船橋はあくまでも歩行者用だ。両岸の物資輸送に寄与しているとは思えない。ライン川の水運を犠牲にしてまでも必要な橋とはとても思えない。

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