Messel Grube
フランクフルトの南およそ20kmの位置にある化石採掘場のことだ。1875年にはじめて化石が発見されたが、人々に知られるようになったのは20世紀に入ってからで、組織的な発掘が行われ始めたのは1970年だ。今から5000万年前の始新世の動植物が、驚くべき保存状態で発見されるという。世界中でここだけの特産も多いと聞く。
当時の欧州は現在より10度ほど南にあったとされていて、動植物の種類がとても豊富だ。火山活動にともなう有毒ガスにより、多様な動物が短い期間に死んだ可能性が指摘されている。
「Grube」は「巣穴」「くぼ地」を意味する。語尾が脱落した「grub」は地名語尾にもなっている。
1995年に世界遺産に登録。
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