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2013年3月15日 (金)

地名語尾の垂直分布

垂直分布という言い回しには少々説明が要る。地名語尾がドイツ各地にどのように分布しているかについては、該当する地名語尾を抜き出して、地図上にプロットする作業を通じて、おおまかに把握することが出来る。私はこれを水平分布と呼んでいる。

「垂直分布」は地名語尾の発生の起源の新しい古いを把握する概念のことだ。「水平分布」は私が愛用する現代の道路地図上での分布に過ぎない。本当のことを言うとこうした水平分布図を100年ごとに入手して比較したいのだ。各々の地名語尾の発生や変化を知りたいと願う立場だ。

ドイツの歴史や地理の書物をいろいろと調べたが、このことに直接言及する書物はほとんど見かけない。

ところが昨日紹介した「森が語るドイツ史」の56ページにその切り口の記述が現われる。「アーノルトの業績を手掛かりに」とわざわざ断っているから、「アーノルド某」という人物によるこの手の地名研究の成果を引用しているものと思われる。

  1. 民族大移動直後の定住にまつわる地名。「Lar」「Mar」「stedt」を綴りに含むもの。
  2. 上記定住後の土地開拓にまつわる地名。「ach」「berg」「brunn」「dorf」「feld」「hausen」「hofen」「leben」「weld」を綴りに含む。
  3. 中世大開墾期にまつわる地名。「roth」「riede」「rade」等を含む地名。開墾は南西ドイツを基点に北東へ広がったから、同じ開墾系地名でも南西部ほど古い。
  4. 開墾の過程を表す地名。「Fels」「brand」などは上記3と同時期。
  5. ザンクトを冠する聖人の地名も大開墾期に由来する。

上記1や2の系統の地名が、大開墾期に3~5の地名に差し替えられることもあった。現在の都市、耕地、森の枠組みは、ほぼ中世末期までには固まっていた。

いやはや目から鱗である。上記の情報個別には、根拠が示されていないから確認も検証も必要だが、地名についてのこれほどのまとまった情報は貴重だ。取り上げられている地名要素の全てが、私のデータ中にも存在すること自体、なにやら勇気付けられる。

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