ベートーヴェンルーエ
ベートーヴェンの交響曲第6番は「田園」と呼ばれている。ウィーンの森が着想の原点であることは有名だ。ウィーンの森にはベートーヴェンの痕跡があちこちに残る。ウイーン郊外、遺書で名高いハイリゲンシュタットの北隣にヌスドルフ「Nussdorf」という町がある。ここからカーレンベルクまで続く小道が「Beethovengang」と言われている。
その小道の途中にベートーヴェンが田園交響曲の構想を練ったとされる場所があって、そこが「ベートーヴェンルーエ」と呼ばれている。「Beethovenruhe」だ。偉人の休息は地名になるという典型的な例である。
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