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2013年3月28日 (木)

ニュルブルクリンク

自動車関連ネタが続いた勢いで言及する。

アイフェル火山群の北側にアイフェル高原がある。標高500~600mの丘陵地だ。その丘陵地の中、ボンの南南西およそ55kmにニュルブルクという街がある。ここは自動車レースファンの聖地。世界的に名高いニュルブルクリンクというサーキットがある。一周20kmを超える異例の巨大サーキットだから、20万分の1の道路地図でも、かなり大きく描かれている。172箇所のカーブなど多彩なコースで名物コーナーも多く、それらの見せ場にはいちいち名前が付けられている。それらの名前は地名収集の観点からも興味深いので、一覧にしておく。いつものように赤文字はウムラウトだ。

  1. Hatzenbach 近隣を流れる川の名。「Hatzen」は「狩」の意味か。
  2. Hocheichen 「高いオークの森」。サーキット建設中に一部伐採したらしい。
  3. Quidelbachahohe 「クウィデルバッハの丘」。近隣の集落の名から。
  4. Flugplatz 「飛行場」。コースの近隣にグライダーの飛行場があるらしい。この場所がジャンピングスポットだったこととも関係があるかもしれない。
  5. Schwedenkreuz 「スェーデン十字路」という古い十字路。17世紀の30年戦争で侵攻してきたスウェーデン軍に由来する地名。
  6. Aremberg 近隣の山の名から。
  7. Fuchrohre 「狐の穴」。サーキット造成工事中に狐が排水管に逃げ込んだエピソードから。
  8. Adenauerforst 近隣の集落アーデナウ周辺の森から。戦後の西ドイツ首相アデナウアーが、ケルン市長だったころ、同サーキットの建設に協力したことと関係があるのだろうか。
  9. Metzgesfeld 土地台帳記載の農地の名。「Metzge」は「屠殺場」の意。
  10. Kallenhardt これも土地台帳記載の農地。「Hardt」は「山林」。「Kallen」は「婚約者」
  11. Wehrseifen 「防衛用の砦」の意味か。
  12. Exmuhle 「かつて水車があった場所」の意味。
  13. Bergwerk 「鉱山」。18世紀まで本当に銀が採掘されていた。
  14. Kesselchen 「小盆地」。
  15. Klostertal 「修道院の谷」 14世紀まで近隣にヨハネ修道院があった。
  16. Steilstrecke 「急坂区間」
  17. Karussell 「回転木馬」 実地も極端なヘアピンカーブになっている。
  18. Hoheacht 「アハト山」 近隣でもっとも高い山の名。
  19. Wippermann 土地台帳の農地名だが由来は不明。「wipperman」はトロッコ鉱夫の意味だから近隣の鉱山との関連がうかがえる。
  20. Eschbach 「耕地の川」。よくある地名でこれも土地台帳から。
  21. Brunchen 「小さな泉」の意味で、実際に近隣集落への水源地だった。
  22. Pflanzgarten 「養苗農場」の意味。ニュルブルク伯の栽培菜園があったとか。
  23. Schwalbenschwanz 「ツバメの尾」 コースの形状から。
  24. Galgenkopf 「絞首台の頭」 ニュルブルク伯領の処刑場があった。
  25. Dottingerhohe 「デッティンガーの丘」 近隣の集落デッティンゲンより。
  26. Antniusbuche 聖アントニウスを祭った祠がおかれたブナの大木があった。
  27. Tiergarten 「動物園」の意だが、ここでは昔、戦場で死んだ動物の墓があった。
  28. Hohenrain 「高い堤」の意味。

いやはや面白い。20万分の1の道路地図からは漏れている小字クラスの地名が、ごっそり反映している感じだ。

 

 

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