ヴァイオリンの森
記事「地名樹種」を今一度ごらんいただきたい。地名に残存する樹種をアルファベット順に列挙した表だ。その1番目「Ahorn」と8番目「Fichite」が本日の主役だ。
ヴァイオリンの表板に使われるのが「Fichite」(ドイツとうひ)で、ネックと裏板に用いられるのが「Ahorn」(かえで)である。もうひとつ欠かせない樹種は指板に使用する「黒檀」で、ドイツ語では「Ebenholz」という。この黒檀だけはドイツで産出せず輸入に頼っているらしい。だから地名に反映していないというシンプルで、シャープなオチ。
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