ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 見本市 | トップページ | Habichtsburg »

2013年4月13日 (土)

ブルクとシュロス

時にどちらも「城」と訳されるが、微妙に違う。ブルクは「Burg」で、シュロスは「Schloss」と綴られる。ワインの世界では「シュロス~」という言い回しがラベル上に踊ることが多く、フランスでいうところの「シャトー」に近いニュアンスである。

意味を考慮して訳を付するとすれば、ブルクは「城砦」で、シュロスは「館」くらいの棲み分けかもしれない。ブルクの方が防御力が高そうで、立地を考慮すれば「山城」に近い。地名の淵源を探っても「ブルク」の方が古い。歴史や城郭関係の書物では、しばしば「ブルクの跡にシュロスを建てた」という表現が見られる。いくさの拠点という概念が薄れ、居館というニュアンスを強めると、最後はレジデンス「宮殿」へと連なる。

最大の違いはその用法だと思う。ブラームスの故郷ハンブルクに明らかなように「ブルク」は地名語尾になる。シュロスはけして地名語尾にはならないでもっぱら「シュロス~」という使われ方をする。ブルクは場所を示す意味にも進出しているのに対し、シュロスはあくまでも建物を示すに過ぎない。

スペシャルコンサートまであと29日。

« 見本市 | トップページ | Habichtsburg »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブルクとシュロス:

« 見本市 | トップページ | Habichtsburg »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ