魚地名
植物に由来する地名がとても多いことは既に言及した。動物は植物よりも地名になりにくい。それでも陸上動物や鳥はまだ実例があるけれど、魚はどうも地名にならない。「魚」そのものを意味する「Fisch」はまだしも、個別の魚はどうも地名になじまない。
ところが、ブラームスと大いに関連のある地名が、数少ない例外だった。
1886年から3度の夏をすごしたスイスの「トゥーン」だ。「Thun」と綴る。これを独和辞典で引いてみるといい。「ツナ」となっている。「まぐろ」のことだ。もちろんスイスは内陸国で海とは縁が無い。トゥーン湖畔の街トゥーンが「まぐろ」に縁があるのか判然としない。スイス方言で別の意味があるかもしれない。
スペシャルコンサートまであと16日。
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