泥炭地
植物の遺骸の堆積する速度に、微生物による分解が追いつかない場合に生成されるという。低温の湿地帯に見られる。泥炭は石炭生成の初期段階とも言われて言る。燃料としての品質は高くないが、北欧諸国では燃料として使われている。ドイツの製塩業では塩水を煮詰める際の燃料として使われたほか、泥炭に含まれる塩分を得る目的で焼かれたこともあるという。
泥炭地はわずかな荷重で地盤が沈むため建物や道路の建設には向いていない上に、耕作適地とも言えない。
泥炭はドイツ語で「torf」という。これが無視できない数の地名語尾になっている。シュレスヴィヒホルシュタイン州に集中する。北部の泥炭産地と解してひとまず矛盾が無い。
耕作適地としての「dorf」と紛らわしい。もともと「torf」だった地名が、このましからざる印象をさけて「dorf」に転訛したケースが無いか探している。
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