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2013年5月16日 (木)

マエストロ

娘らのオケの顧問でもある指揮者は、高校の音楽の先生。音楽家であるのと同等かそれ以上に優秀な教育者。部活動という性格上、2年でメンバーが完全に入れ替わってしまうオケを、毎度毎度高みに導いてくれている。代それぞれにメンバー数も、生徒のキャラも違う中、多感な乙女たちを纏め上げ、まばゆいゴールに到達する。

メンバー全員に向かうべき頂上を指し示す。生徒は一人ひとりの立場からそれぞれの方法で頂上を目指す。生徒の自主性に任せ緩やかに穏やかに目を光らせる。時に家父長であり、時に担任であり、そしてもちろん指揮者。そしてかなりのアイデアマン。何かのサプライズをいつも考えている感じ。生徒は慣れたものだ。少々のハプニングがあっても「また先生のサプライズか」くらいに動じない効果もあるらしい。

彼が次女たちオケに着任して最初に指導したのが30代だったというから、教え子の数も増えてきた。我々が先日味わったようなコンサートが7年連続しているということだ。その7年を支えたメンバーの中から先般のコンサートでは、78名がOGオケとして演奏を披露した。ホルストの「火星」と「木星」。手の内の知り尽くした仲間が集まったクラス会のノリなのだが、演奏は素晴らしい。「現役と違って練習時間が短いから」とメンバーは謙遜するが、演奏には大人の香りも備わっていた。たった7回の合奏練習だったと聞いて驚いた。常設のオケではないのがもったいないくらい。大学オケの水準を軽々超えて見せて、振り返ってウインクかます感じ。過去4回聴いた中では最上の出来だったと思う。現役の演奏とはまた一味違う味わいがあった。

すべてマエストロのお人柄。

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コメント

いらっしゃいませ。
コメントありがとうございます。素晴らしかったですとも。
現役たちの演奏が質量とも充実した練習に裏打ちされているのに比べて、OGオケは練習量で太刀打ち出来ないことを、承知の上の熱演。そこをどうやって埋めるかこそが腕の見せ所とばかりに、「やるときゃやるよ」の演奏でした。

現役時代、膨大な練習を経験したOGだからこそ自覚できるハンデなのだと思います。2年間突き詰めきった経験があるからこそ、それを埋め合わせる方法も思いつくというものです。

現役と共通しているのは、音楽に心をこめようという意志。

音楽っていいなあ。

今回のOGオケに参加した者です。
素晴らしいだなんて、ありがとうございます。久しぶりに先生の指揮で演奏しましたが、やはり先生は凄いなと改めて実感しました。
36,37代の子たちの演奏も素晴らしかったですよ!特にボロディンは感動モノでした!引退演奏にいたっては、36代の皆、人数少なかったのによく頑張った、と心の中で労っていました。
本当に36代の皆、お疲れさまでした!

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