土壌の呼び名
記事「テロワール」でブドウが好む土壌を列挙した。これをドイツ語で何というのか調べていて興味深い情報を入手した。
ドイツワインのラベル表示は村名と畑名を併記することで成り立っている。この畑名を調べていると「石」に関係する名前が多いのだ。
- Drahenstein 竜の石
- Hunnenstein フン族の石
- Kieselberg 小石の山
- Mandelstein アーモンド石
- Marmorberg 大理石山
- Sand 砂
- Sandberg 砂山
- Sandgrub 砂坑
- Schieflay 粘板岩
- Schwarzstein 黒石
- Steinacker 石の畑
- Steinchen 小石
- Steinkaul 石坑
- Steinmorgen 石の朝
- Steinweingert 石のブドウ園
- Steinweg 石の道
- Teufelstein 化け物石
- Weiserd 白い土
- Weissstein 白い石
「岩」を表す「lay」だってぞろぞろ見つかる。これらが実在する畑の名前なのだ。受け狙いのキャッチコピー的ノリはあったに決まっているが、これらが見当違いとも思えない。実在の畑の様子の巧妙な描写になっているような気がする。シュタインベルク「石の山」が例外だった訳ではなかった。
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