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2013年6月10日 (月)

英国とワイン

ワイン関係の少々詳しい書物を読んでも「英国ワイン」が特段に話題になることは無いと断言してよい。ビールやウイスキーや紅茶とは違う。ワインの生産という面ではほぼ話題にならぬ英国だが、ワインの消費地としての位置付けは低くない。英国の人々が好んだのはフランス・ボルドー産とドイツ・ライン産だ。どちらも大西洋に注ぐ大河のほとりという共通点がある。

ヴィクトリア女王もワインが好きだった。ラインガウは「ホッホハイム」(Hochheim)のリースリンクを好んだ。どれほど好きだったかということをよく顕した逸話がある。彼女は自らの好むワインの生産地に行幸したのだ。女王自ら足を運ぶという栄誉に浴した産地は、ただ喜ぶだけではなかった。まさにその畑が「Konigin Victriaberg」(ヴィクトリア女王山)と名乗る許可を取り付けた。この畑で産するリースリンクを原料とした極甘口ワインに「Konigin Victriaberg」(申すまでも無く最初のoはウムラウト)とラベリングして売り出した。大したネーミングライツだ。

この話1845年だ。12歳のブラームスがハンブルクでヴィクトリア女王行幸のニュースを聞いたかどうか定かではない。

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