惜しむらくは
図書館で見つけた「ビールを読む」という本にすっかりはまっている。都市と文化をビールという切り口から見つめなおすという秀逸な趣旨。さして大きくもない街の話題を丹念に掘り下げて行く姿勢が本当にたくましい。
文句をいう筋合いはまったくないし、揚げ足取りでもないのだが、一つだけ残念なことがある。同書の63ページ第4章が「デトモルト」のために捧げられている。この小さな街の歴史やゆかりの人物がビールをからめて活写されているのだが、ブラームスへの言及がない。申すまでも無くデトモルトはブラームスが最初に就職した街。1857年から3年の間時間限定で同地の宮廷に勤務した。
同書がブラームスに言及していたらもっと記事が稼げた。
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