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2013年8月 8日 (木)

ビアリーガ①

ブンデスリーガ2013-14シーズンが明日開幕する。これを記念して今年のブンデスリーガ1部所属の18クラブをサポートするビールメーカーを列挙する。

  1. バイエルンミュンヘン Paulaner。地元ミュンヘンの老舗。
  2. ボルシアドルトムント Brinkhofs。地元ドルトムントの老舗。
  3. レヴァークーゼン Gaffel ケルシュの有力メーカー。もう1社Bitburger。
  4. シャルケ Veltins スタジアムにはネーミングライツを張る肩入れぶり。
  5. フライブルク Rothaus。バーデン州立醸造所でもある。
  6. フランクフルト Krombacher。ブンデスリーガの公式ビールでもある。
  7. ハンブルク Holsten。本来アルトナのビール会社。
  8. ボルシアMG Bitburger。
  9. ハノーファー Hasseroder。ハルツの麓ヴェルニゲローデより。
  10. ニュルンベルク Klumbacher。ドイツ最古のジョッキが出土した土地。
  11. ヴォルフスブルク Veltins 去年はKrombacherだった。
  12. シュトゥットガルト Krombacher。工場からシュトゥットガルトは割と遠い。
  13. マインツ Bitburger。去年はKirnerだった。大手に変えたのだと思うが残念。
  14. ブレーメン ABinBev。これは驚くべき。同社は世界最大のビール醸造多国籍企業だ。中核を担うのは、バドワイザーで名高いアンホイザーブッシュ社。おそらくブレーメンのベック社の親会社になっている関係だと思われる。
  15. アウクスブルク Riegele。地元の中堅醸造所。こういう関係がドイツらしい。2部に落ちても変わらぬサポートなのだろう。
  16. ホッフェンハイム  Bitburger。レヴァークーゼンやボルシアMGと同じ。
  17. ブラウンシュヴァイク Wolters。地元の中堅醸造所。こちらもアウクスブルクと同じくローカルな関係だ。思わぬ1部昇格に武者震いしていることだろう。
  18. ヘルタベルリン Carlsberg。唯一の外国企業。デンマークに本拠を置く多国籍ブランド。

ビール特集序盤のヤマ、ドイツビールの多彩さを実感するための肩慣らし。18クラブのスポンサーの座を14のビール会社が分け合っている状況を、まずはご記憶いただく。先般公開した、上位15社のリストから漏れている会社もある一方、首位だったOttingerが出てこない。3番のレヴァークゼンだけが2社からサポートを受けている。ヴォルフスブルクとマインツだけが、昨シーズンと違う会社になっている。

修道院起源の会社はバイエルンをサポートするPaulaner社のみ。元々広告しない会社が多いから仕方ない。ブレーメンのホームページにはABinBev社のバナーが貼られている。事実上のスポンサーはBeck's社なのだが、その親会社のロゴを前面に押し出している。こうしたケースはドイツでは珍しい。外国資本の傘下であっても、ホームページ上では、地元会社のロゴを表示するのが普通だ。ヘルタベルリンのスポンサーであるカールスベルクはデンマークの会社。カールスベルク社は、ミュンヘンに起源を持つラガーが主力品種なので、ABinBevほどの違和感はない。

アウクスブルクとブラウンシュヴァイクは、渋い。地元のクラブと醸造所の二人三脚だ。他のクラブは、何のかんの申してもドイツ国内では、そこそこ名の知れた会社をスポンサーに据えている。中堅醸造所とのコラボはブンデス1部にあっては大変貴重。何としても残留して欲しい。

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