ビアリーガ①
ブンデスリーガ2013-14シーズンが明日開幕する。これを記念して今年のブンデスリーガ1部所属の18クラブをサポートするビールメーカーを列挙する。
- バイエルンミュンヘン Paulaner。地元ミュンヘンの老舗。
- ボルシアドルトムント Brinkhofs。地元ドルトムントの老舗。
- レヴァークーゼン Gaffel ケルシュの有力メーカー。もう1社Bitburger。
- シャルケ Veltins スタジアムにはネーミングライツを張る肩入れぶり。
- フライブルク Rothaus。バーデン州立醸造所でもある。
- フランクフルト Krombacher。ブンデスリーガの公式ビールでもある。
- ハンブルク Holsten。本来アルトナのビール会社。
- ボルシアMG Bitburger。
- ハノーファー Hasseroder。ハルツの麓ヴェルニゲローデより。
- ニュルンベルク Klumbacher。ドイツ最古のジョッキが出土した土地。
- ヴォルフスブルク Veltins 去年はKrombacherだった。
- シュトゥットガルト Krombacher。工場からシュトゥットガルトは割と遠い。
- マインツ Bitburger。去年はKirnerだった。大手に変えたのだと思うが残念。
- ブレーメン ABinBev。これは驚くべき。同社は世界最大のビール醸造多国籍企業だ。中核を担うのは、バドワイザーで名高いアンホイザーブッシュ社。おそらくブレーメンのベック社の親会社になっている関係だと思われる。
- アウクスブルク Riegele。地元の中堅醸造所。こういう関係がドイツらしい。2部に落ちても変わらぬサポートなのだろう。
- ホッフェンハイム Bitburger。レヴァークーゼンやボルシアMGと同じ。
- ブラウンシュヴァイク Wolters。地元の中堅醸造所。こちらもアウクスブルクと同じくローカルな関係だ。思わぬ1部昇格に武者震いしていることだろう。
- ヘルタベルリン Carlsberg。唯一の外国企業。デンマークに本拠を置く多国籍ブランド。
ビール特集序盤のヤマ、ドイツビールの多彩さを実感するための肩慣らし。18クラブのスポンサーの座を14のビール会社が分け合っている状況を、まずはご記憶いただく。先般公開した、上位15社のリストから漏れている会社もある一方、首位だったOttingerが出てこない。3番のレヴァークゼンだけが2社からサポートを受けている。ヴォルフスブルクとマインツだけが、昨シーズンと違う会社になっている。
修道院起源の会社はバイエルンをサポートするPaulaner社のみ。元々広告しない会社が多いから仕方ない。ブレーメンのホームページにはABinBev社のバナーが貼られている。事実上のスポンサーはBeck's社なのだが、その親会社のロゴを前面に押し出している。こうしたケースはドイツでは珍しい。外国資本の傘下であっても、ホームページ上では、地元会社のロゴを表示するのが普通だ。ヘルタベルリンのスポンサーであるカールスベルクはデンマークの会社。カールスベルク社は、ミュンヘンに起源を持つラガーが主力品種なので、ABinBevほどの違和感はない。
アウクスブルクとブラウンシュヴァイクは、渋い。地元のクラブと醸造所の二人三脚だ。他のクラブは、何のかんの申してもドイツ国内では、そこそこ名の知れた会社をスポンサーに据えている。中堅醸造所とのコラボはブンデス1部にあっては大変貴重。何としても残留して欲しい。
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