ザンクトガレン
ドイツとスイスの国境に横たわるボーデン湖はドイツ最大の湖。その南にザンクトガレンという街がある。もちろんドイツ語圏。西暦620年(612年説も)に布教小屋が立てられた。720年日本では奈良時代にこれが正式に修道院になった。今では世界遺産になっているこの修道院で10世紀には3種類のビールが醸造されていたと記録に残る。さらに修道院の付属図書館に、世界最古と目される修道院の平面図が所蔵されている。実際に建築はされていないが、その平面図自体が貴重。そこにビール醸造設備が記載されている。
ビール史にとっては避けて通れぬ貴重な資料。ザンクトガレンにお越しの際は是非。
さてそのザンクトガレンの街には昔8箇所の醸造所があったという。今は1箇所になってしまっている。1779創業のシュッテンガルテン社だ。代表ブランドはクロスターブロイ。同地の名高い修道院に因んだネーミング。
2012年-13年シーズンのスイスリーグ王者FCザンクトガレンのスポンサーを務めている。街唯一の醸造所が町内のサッカークラブをサポートしている。それもスイスチャンピオンだ。
訪問の予定がある人はご記憶を。
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