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2013年9月 1日 (日)

何ともはや

「Gluckauf」という挨拶がある。鉱山に関係する語彙だ。坑内に向かう鉱夫に対し、「ご無事で」と見送るニュアンス。鉱山の街ゲルゼンキルヘンのサッカークラブ、シャルケの本拠地はその昔「グリュックアウフシュタディオン」と呼ばれていたし、1980年代まで同地には「Gluckauf」という醸造所があった。

そんな関係に興味を持っていろいろ調べていたら、唖然とする話にめぐり合った。ザクセン州の南部、チェコとの国境を形成するエルツゲビルゲの山中ゲルスドルフという街に「Gluckauf Brauerei」という醸造所があった。この醸造所は「FC Stollberg」というクラブのスポンサーになていた。このクラブは「Bezirkliga Chemnitz」に所属しているのだが、ブンデス1部から数えると8部に相当するアマチュアチームだった。これだけでも驚きなのだが、さらに同チームの本拠地が「Gluckauf Stadion」という名前、つまりスポンサービール会社の名前になっていた。収容人員が1000名という小さなスタジアムなので、ネーミングライツとは考えにくいけれど、同社とクラブの厚い絆を思い遣らずにはいられない。

アマチュア8部のサッカークラブをサポートするビール会社を発見したということだ。

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