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2013年10月27日 (日)

アメリカンラガー

文字通り「アメリカのラガー」だ。「ラガー」は貯蔵を意味するドイツ語から発生した用語。本家の英国から見た下面発酵ビールのことだが、それが移民とともにアメリカに渡り、別ジャンルとして派生した。概ね軽快で苦味が少なく、さわやかでアルコール分が低いのが特徴。アメリカ初のラガーは1848年フィラデルフィア発祥と判明しているが、不思議なことにアメリカンラガーの発祥は闇に包まれている。1860年頃と言われているが詳しいことは不明だ。

アメリカンラガーの特徴は先に述べたとおりだが、これを原料面から見てみると意外なことが判る。麦芽以外の原料が大量に用いられているということだ。一般には副原料と呼ばれる「米」「コーン」「デンプン」が一部麦芽に置き換えられている。これが先に述べた味の特徴のもとになっている。これら副原料は麦芽より安価だから、置き換えはただちにコストダウンになる。日本のラガーは、副原料の使用という点から見ればアメリカンラガーに属する。日本と違ってこれら副原料に表示義務はないから、表示だけを見ても判りにくいようになっている。

コストダウンになるのは良いことなのだが、米やコーンスターチなどの副原料は、デンプンを糖化するための酵素の力は落ちる。だから糖化力を補うための助剤を添加することがあるという。

飲む側の好みにマッチしたことも手伝ってあっという間にアメリカビールの主流になったが、困ったことにドイツのビール純粋令から見ると異端である。ドイツ出身者が多かった醸造家にとって、アメリカンラガーの創始者として名乗り出ることは、純粋令違反の先頭を切りましたと告白するに等しい。だからアメリカンラガーの発祥は不透明なのだ。加えてアメリカの表示義務が「副原料」に及ばないこともこれを助けていると感じる。

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