ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« ヴィクトリアプルゼニ | トップページ | ハイネケン »

2013年11月30日 (土)

カルルスバーグ

1846年ミュンヘンの下面発酵ビールに魅せられたヤコプ・クリスチャン・ヤコプセンは、デンマークでこれを醸造したいと考えた。ミュンヘンの酵母をデンマークまで運ぶ必要がある。発酵タンクから取り出された酵母が、健全な状態でいられるのは、摂氏0度に保っても1週間程度が限度とされている。ヤコプセンは馬車を乗り継ぐたびに冷水を交換しながら走りに走ってコペンハーゲンに着いた。翌年デンマーク初のラガービールが誕生することとなった。

コペンハーゲン郊外の小高い丘に土地を確保して工場を作った。息子の名前をとって「Carlsberg」と名付けた。これこそが今や巨大企業となったカルルスバーグ社の起源である。

一方、研究にも熱意を注いだ彼は同時に研究所も開設して醸造技術の研鑽に励むこととなる。その中から酵母の精製法が世界で初めて考案され、下面発酵酵母の単離精製に成功した。学名「Sacharomyces Carlsbergensis」の由来となっている。

1868年3月ブラームスはコペンハーゲンを訪れている。舌禍事件を起こして予定を切り上げて帰国したとされているが、このときカルルスベルクのビールを賞味した可能性は低くないとにらんでいる。

« ヴィクトリアプルゼニ | トップページ | ハイネケン »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: カルルスバーグ:

« ヴィクトリアプルゼニ | トップページ | ハイネケン »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ