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2013年11月24日 (日)

ビスマルクお気に入り

日本の言い伝えに頻繁に登場する人物がいる。たとえば弘法大師。各地に弘法大師が登場する言い伝えがある。史実として弘法大師が各地を回ったかどうかはともかく庶民の側には貴人来着の伝説を欲する事情がある。水戸黄門、ヤマトタケル、源義経、安徳天皇などもこれに近い。

ドイツでは、まずカール大帝か。アッティラも怪しい。次いでルーターあたり。生涯の模様があまりにもはっきり判っている人は難しい。

ビールを調べていると頻繁に「ビスマルクお気に入り」という表現に遭遇する。「ドルトムンダー」や「ラーデベルガー」あるいは「ギネススタウト」など。ドイツ帝国創設の鉄血宰相は、帝国内あちこちに出かけた際、食事の場面でビールが供されることも多かったはずだ。その行く先々で地元のビールが提供され、ビスマルクがそれを旨そうに呑んだ場合、それが「ビスマルクお気に入り」と伝えられているなどということはあるまいな。

彼は宰相として通常ベルリンに居住し、休暇は自宅のフリードリヒスルーで過ごす。もしベルリンや、フリードリヒスルーで日常ドルトムンダーをせっせと取り寄せて呑んでいたら、たしかに「ドルトムンダーを好んだ」ということになるのだが、そのあたりに明確に言及した資料に出会えていない。

「行く先々でご当地のビールを旨そうに呑んだ」という話の方がぐっと自然に映る。ブラームスだって演奏旅行で各地を飛び回って地元ビール豪快に飲んでいたに決まっているが、「ブラームス愛飲の銘柄」だなどと伝えられてはいない。要はビスマルクとブラームスの格の違いでしかない。ドイツ人一般の心情に照らして「ビスマルクお気に入り」の方がありがたみが深いのだ。

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