ヴィクトリアプルゼニ
サッカーの欧州チャンピオンズリーグは、現在グループリーグが佳境。前年王者バイエルンミュンヘンが戦うD組の中に、ヴィクトリアプルゼニというチェコのクラブがある。「プルゼニ」は地名だ。ドイツ語としては「Pilsen」という。お察しの通り、3大ラガーの筆頭ピルゼンだ。ミュンヘンから導入した製法を使って、現地特有の軟水で仕込んだのが、ピルスナーあるいはピルスだ。これが欧州全土を席巻したことは既に何度も書いた。ミュンヘンが巻き返すのは淡色系のヘレスが開発されてからになる。
今年のチャンピオンズリーグ予選D組は、ピルスナー誕生にまつわる因縁のミュンヘンとピルゼンが同居したということだ。ビールで言えばピルゼンとミュンヘンは互角なのだが、サッカーでは両チームの実力差は歴然で、バイエルンの2連勝だった。その気で捜すとG組にはオーストリアウィーンがいる。3大ラガーの産地、ミュンヘン、ピルゼン、ウィーンのクラブが勢ぞろいしたというわけだ。
« ウィーンのピルスナー | トップページ | カルルスバーグ »
コメント