ブルメナウ
記事「ブラマ」に関連してブラジルのビール事情を調べていて興味深い地名に出会った。サンパウロの南西およそ400kmにブルメナウという街がある。周辺の地名と比べると明らかに浮いた語感だ。スペルは「Blumenau」だ。ドイツ語で読めば「花Blumen」に水辺語尾「au」の合成とも映る。優雅な名前である。
調べていたら案の定な情報を掘り当てた。ここは1850年9月に18名のドイツ移民によって開かれた街だった。現在およそ30万ほどの人口だが、ドイツ系の住民が多く、ビールやドイツ料理が名物になっているばかりか、町並みもドイツっぽいという。
水辺語尾だから川に近い。だから1984年に洪水に見舞われた。被害から復興を願って住民たちはイベントを企画する。故郷ドイツにならったオクトーバーフェストを開催したのだ。何から何までドイツ風な街。
サッカーワールドカップブラジル大会に挑むドイツ代表がブルメナウでキャンプを張ったら面白い。
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