忘年会ラッシュ
サラリーマンの12月にありがちな現象。忘年会が連日続くことを指す。森鴎外の「独逸日記」にも同様の箇所を見つけた。ザクセン王国の首都ドレスデン滞在中の1885年の年末だ。
- 12月11日 ザクセン王国軍医監ロートと飲む。場所不明。小麦ビール。
- 12月12日 ロート、キルヒホフと酒亭ショプフネルで飲む。
- 12月13日 軍医正ニコライ等とアンゲルマン酒店でビール。
- 12月14日 医師、弁護士らとカフェポラエンダーにてビール。
- 12月15日 ホテルフランスで三等軍医ラアデストックとビール。
- 12月17日 衛戎病院のカジノで飲む。忘年会か。
- 12月18日 軍医正ニコライに呼ばれて猟兵大隊のカジノで飲む。
- 12月19日 アウセンドルフ酒店でショオンブロウト中尉と飲む。
- 12月20日 早川大尉とアンゲンルマン酒店で飲む。
休肝日は16日だけだ。さまざまな人から誘いを受けそれに嬉々として応じている感じがする。鴎外は相当いける口だったと思われる。日記に記述が無い日でもビールは飲んだと思われるから、実際にはもっともっと飲み会があったと考えてよさそうだ。
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