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2014年1月19日 (日)

確認が必要

独和辞典で「Bahn」を引いてみる。しっかり「鉄道」の意味がある。「Eisenbahn」から「Eisen」が脱落しても「鉄道」を意味するということだ。「Bahn」という単語は1830年に英国で世界初の鉄道が開通する前からとっくに存在していた。英国から鉄道を移入したドイツでは「Railway」の訳語として「Eisenbahn」を採用する一方、単に「Bahn」でも鉄道を指すようになったが、本来「bahn」は、「進路」「コース」「車線」「道」の意味だった。

1853年10月ブラームスの来訪を受けたロベルト・シューマンは、新音楽時報にセンセーショナルな紹介文を寄稿した。そのタイトルが「Neue Bahn」だった。日本の書物はこれを「新しい道」と訳していることが多い。

本日の疑問は、この訳についての話。まさかとは思うが「Neue Bahn」の「Bahn」が「鉄道」の意味だったということはないだろうな。というお叱り覚悟の疑問。

少なくともこのときシューマンは鉄道を知っていた。既にデュッセルゴルフには鉄道も走っていた。さらにドイツ中が鉄道建設ブームの真っ只中だった。各地で鉄道が建設され、派手な完成式典が行われ、連日それがニュースになっていた。邦訳を見る限り「新しい道」には、「鉄道」を直接指し示す言い回しは見当たらないけれど、ブラームスの登場が、進出ラッシュの鉄道になぞらえられていたなどということはあるまいな。

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