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2014年1月 7日 (火)

ビールと鉄道

ブラジルのブルメナウ市に「アイゼンバーン」(鉄道)という醸造所があると書いた。鉄道がビール産業に与えた影響は大変大きい。

ドイツでは産業革命を鉄道が牽引した。これが英国との大きな違いだと説明される。産業革命によって発生した分厚い労働者層がビール消費の急先鋒になった。

それまでビールと言えば「地産地消」が当たり前だった。醸造所から半径にしておよそ50kmが、その販売圏だった。馬車で1日の距離だと考えていい。でこぼこの道をビヤ樽満載の馬車が、それほど早く走れるわけではないのだ。

鉄道はこの制限を大きく打ち破った。桁ハズレの輸送力だ。醸造所から遠く離れた場所に安全に大量のビールを輸送できる。プロイセン改めドイツ帝国はビスマルクとモルトケの発案で網の目のように鉄道が敷かれたから、ビール業界にとっての市場は一気に国全体になった。

現在ドイツ第2位の生産量を誇るビットブルガー社は、どこで調べたか「ビールを最初に鉄道輸送した会社」だと自賛している。彼らの本拠ビットブルクが独仏国境に近いことが重要だ。独仏国境は当時のドイツ帝国にとって最重要の監視ポイントだ。大軍をいつも駐留させていたから、ドイツのあちこちから物資が大量に流れ込んだ。もちろん鉄道を使ってだ。軍事物資を積んできた大量の貨車が、帰ってゆくときそこにビールを積めばいい。巨大な流れに逆らう方向の流通は料金面で優遇されることもある。だからビットブルガー社の言い分に説得力がある。

その昔ワイン生産は輸送に有利な大河川の近辺に発達した。ボルドーやラインがその代表だが、鉄道がその代わりに躍り出た。ダルムシュッテッター社は、ラベルに機関車がデザインされている。

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