シンプロントンネル
イタリアとスイスの国境シンプロン峠下を貫通するトンネル。ブラームス没の翌年着工し、1905年に単線で開通。1921年なって19823mの第二トンネルが貫通して世界最長のトンネルとなった。そこから延々61年日本の大清水トンネルに抜かれるまで世界最長トンネルの座にあった。
第一次大戦の終結ともに、シンプロントンネルを利用してオリエント急行の第二ルートが設定された。パリ→ローザンヌ→シンプロン→ミラノ→ベニス→ザグレブ→ベオグラード→ソフィア→イスタンブールだ。第一次大戦の敗戦国を迂回しているのが目立つ。
アガサクリスティの「オリエント急行殺人事件」の舞台は、ウィーンを経由する元祖オリエント急行ではなくて、こちらのシンプロン版だった。
« モンスニトンネル | トップページ | トランブリュ »
« モンスニトンネル | トップページ | トランブリュ »
コメント