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2014年3月31日 (月)

列車の序列

鉄道が旅客を乗せて走り出した頃、列車は全ての途中駅に停車していた。今で申す「各駅停車」だ。鉄道の発達は人々の活発な移動を促して、都市への人口集中をもたらした。駅の利用度が均等でなくなって行く。乗客の多い基幹駅以外を通過する列車が登場するのにさしたる時間はかからなかった。優等列車の登場だ。停車駅を減らして所要時間を圧縮して、客から余分に料金を徴収する仕組みだ。やがて交通の発達と共にその体系は複雑化してゆく。イメージとして遅い順に列挙を試みる。

  1. 普通列車 基本中の基本。「各駅停車」「鈍行」「緩行」などとも言われる。
  2. 快速 旧国鉄やJRでは「特別料金不要の優等列車」の位置づけ。
  3. 新快速 「快速」からの派生。関西ではおなじみ。
  4. 特別快速 「快速」からの派生。「特快」と略される。
  5. 通勤快速 「快速」からの派生。朝夕の運転だが、学生が乗ってもいい。
  6. 準急 「急行に準ず」の略に違いない。当然「急行からの派生だ。
  7. 通勤準急 「通準」見た記憶がある。
  8. 急行 おそらく最初の優等列車だと思われる。
  9. 区間急行
  10. 通勤急行 あったけっけ?
  11. 快速急行 
  12. 準特急 特急からの発生。
  13. 特急 これも急行からの派生形「特別急行」だ。
  14. 通勤特急 
  15. 快速特急 「特急」からの派生形。「快特」と略される。
  16. 超特急 新幹線とともにある。

まだあるかもしれない。発生の順序としては「1→8→13→2→16」の感触だが不確実。世界最初の急行列車はおそらく英国と目される。ブラームスの時代にも既に「鈍行」と「急行」があった。注意が要るのが「普通列車」だ。鉄道発足当時、全ての列車が全ての駅に停車していた時代には「普通列車」「各駅停車」「鈍行」などという用語は無かった。旅客ニーズに合わせて「急行」が登場した際に、その「急行」との区別のためにはじめて「鈍行」の概念が登場したに過ぎない。

運行会社により地域により違っている。利用者から特別料金徴収の有無も絡んでくる。都市からかなり離れた地域にベットタウンが発生すると、そこからの大量輸送のニーズに答えるために「通勤~」が平日朝晩に運行されるようになる。事実上「通勤超特急」だって存在している。既に国鉄在来線に特急が活躍してた中に、登場した新幹線は、在来の特急と区別する意味で「超特急」となった。昔は「夢の」が付いていた。

多彩で複雑なブラームスの音楽用語に似ている。ダイナミクスやテンポだ。ダイナミクスは根源的には「p」と「f」しかなかったと思われるが、音楽が複雑になるにつれて膨大な派生形が生じて今に至っている。テンポだって「遅い」「速い」くらいだったに決まっているが、今ではご承知の通りの多彩さだ。

列車序列用語の複雑さが、「ブラームスの辞書」執筆の動機を鮮やかに説明してくれている。

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