金雀枝
これで「えにしだ」と読む。
マメ科の植物。春先に花をつける。黄色が多いという。形が箒に似ているから、英語圏では「broom」(ほうき)と呼ばれている。しからばドイツ語では何というかというと、これが「Bram」となる。
北部ドイツのバルト海寄りでは、苗字にもなっている。
我らがヨハネス・ブラームスの苗字「Brahms」はこの「Bram」の変形なのだ。語尾の「s」は、複数形ではなくて欧米によくある「誰それの息子」という意味。つまり「Brahms」とは語源的に申せば「金雀枝の息子」という意味になる。
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