心の駅
歌の文句に従えば「上野駅」ということになる。誰にも思い出の駅はきっとある。私にも以下の通り、すらすらと思い浮かぶ。
- 京浜急行 立会川
- 東急 武蔵新田
- JR東日本 稲毛
- JR東日本 西千葉
- JR東日本 大井町
- JR四国 下灘
ブログ「ブラームスの辞書」的には、やはりドイツに帰結する。2012年春のドイツ旅行で立ち寄った駅から心の駅を一つあげるとするなら、それはニュルンベルク中央駅になる。
全6泊のうちニュルンベルクで3泊する日程の中、同行した長男と私は、「寝るなら日本で」を合言葉に、寝る時間を削って街を探索した。旅行代理店の計画では、夕食から翌日の朝食まではイベントが空白になる。我々親子はその時間を「自由時間」と解釈した。さすがに外国の街を暗い中歩くのは気が引けたので、もっぱら駅に出かけた。ホテルから徒歩5分のニュルンベルク中央駅に文字通り入り浸った。
ホームへの入場なら無料というのが、嬉しかった。ニュルンベルク中央駅は頭端でない通過式の駅としては欧州最大の25番線まである。夜と早朝にそれらを徘徊した。駅舎の中にはフードコートや書店、雑貨店もありにぎやか。夜でも明るくて人通りも多いので安心だ。
この先ドイツを訪問することがあってもニュルンベルク中央駅の位置づけは動くまい。
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