パリのドイツ人
ルドルフ・クリスチャン・カール・ディーゼルは1858年3月18日にパリで生まれたドイツ人だ。彼はリンデ製氷機株式会社に勤務していた1892年にディーゼルエンジンを発明して特許をとった。蒸気機関車の全盛時代に既に次世代機がひっそりと生まれていた。機関車への装備は1912年を待たねばならないからブラームスがディーゼル機関車を目撃していた可能性はゼロだ。
それにしてもと感心するのは、人のつながりだ。ボルジヒの機関車工場で働いていたリンデが製氷機を生み、その工場からディーゼルが輩出されたのだ。ドイツの徒弟制度の底力を見る思いだ。その同じ時代の空気をブラームスも吸っていたのだ。
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