みんなSLが好き
日本でも欧州でも人々は蒸気機関車が好きなのだと実感する。ドイツには現在でも、あんなに多くの路線で蒸気機関車を運行している。ドイツの周辺国でも同様な傾向が見て取れる。
ブラームスの生きた時代は、鉄道といえば蒸気機関車だから、特段の愛情が蒸気機関車に注がれたわけではない。けれども人々はその後の電気機関車やディーゼル機関車あるいは電車の台頭を経て、蒸気機関車に愛情を注ぐようになった。
現代の蒸気機関車の運行状況を一覧化しようと欲したのは、それらのどれかにブラームスが乗車した可能性を追求したかったからだが、やっているうちに考えが変った。現在蒸気機関車が運行されている路線は、全て幹線ではないと思っていい。一方ブラームスの鉄道利用は、演奏会が開かれるような街と街の間の移動だ。そういう路線は今では幹線になっていて、蒸気機関車の運行を止めている。その切り口は早々にあきらめたのだが、やっていて面白いので手が離せなくなった。
本日のこの記事が鉄道特集開始から100本目の記事。
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