軌道幅リスト
ドイツの鉄道に何種の軌道幅があるか鉄道地図上で数えた。狭い順に列挙するが今はないものも多いし、おそらく見落としもある。
- 89mm ゾンメルホーフェン小鉄道
- 127mm 庭園鉄道プロヒンゲン
- 144mm 庭園鉄道ラーデボイル
- 184mm 庭園鉄道プロヒンゲン
- 320mm 公園鉄道シュタットローン
- 381mm シュトゥットガルト、ドレスデン、ライプチヒの各公園鉄道
- 410mm フランクフルト公園子供鉄道
- 500mm ファッテンローデ公園鉄道
- 550mm マイエン坑内鉄道
- 560mm ザルツベルク坑内鉄道
- 575mm バートエムスとラムスベルクの坑内鉄道
- 600mm かなりたくさんあったが廃線多い。
- 630mm ツィーゲライ公園鉄道
- 655mm シェレブッシュハルクオーター炭鉱鉄道
- 660mm ザールラントとラインラントプファルツの坑内鉄道
- 750mm ザクセンやプロイセンで一般的な狭軌の軌道幅。
- 775mm ボンベルク鉄道
- 785mm ブレルタールバーン。戦前の上部シレジア鉄道。
- 800mm ライプチヒ保存鉄道など。
- 820mm ウィルヘルム皇太子鉄道。
- 880mm バイエルントルフ鉄道
- 889mm シェレブッシュハルクオーター炭鉱鉄道
- 900mm 割と見かけるが廃線も多い。
- 915mm ケムニッツ市電 1914年まで
- 925mm ケムニッツ市電 1958年から1988年まで
- 1000mm 狭軌の中では一番見かける。
- 1067mm 残念ながら日本主流だがドイツではゼロ。
- 1100mm ブラウンシュヴァイク、リューベック、キールの市電だが今はない。
- 1372mm 日本の馬車鉄軌道だがドイツには無い。スコットランド軌道とも。
- 1432mm 標準軌より3mm狭い。1990年代までニュルンベルク市電。
- 1435mm 標準軌。ドイツの95%。日本の新幹線。私鉄にも。
- 1440mm ロストク市電だが1978年に廃止。
- 1450mm ドレスデン市電
- 1458mm ライプチヒ市電
- 1520mm リューゲン島のムクラン。
- 1524mm ロシアの軌道だがドイツには無い。
- 1600mm 1855年までバーデン公国鉄道。今は標準軌。通称アイリッシュ軌道。
- 1800mm 上部ヴァイスバッハ鉱山鉄道。今はない。
全部で38種類ではない。1067mm、1372mm、1524mmを除くから35種類となるる。1435mmの標準軌を超えるいわゆる広軌は、とても数が少ない。むしろ28種類も存在する狭軌のほうが多彩である。総延長で5%程度しかない狭軌が驚くほど変化に富んでいる。ブラームスはこのうちの何種類に関与したか不明である。
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