難解なパズル
東海道新幹線の駅を思い浮かべていただきたい。名古屋→岐阜羽島→米原→京都→新大阪→新神戸だ。連続する6駅が重複のない違う府県になっている。駅間距離の長い新幹線ならではの現象だ。在来線だと難易度がやたらに跳ね上がって連続する3駅が重複の無い違う県で精一杯だ。栗橋(埼玉)→古河(茨城)→野木(栃木)が愛好家の間でもてはやされている。
同じ事をドイツで試みる。「連続する3駅が違う国」だったら凄いのだが、ドイツが絡むケースは見当たらない。それどころか「連続する3駅が違う州」に条件を緩めても存在しない。諦めきれずに捜していたら、廃線の中に興味深いケースを発見した。
場所はベルギー国境に近いトーリアの北だ。トーリアからビールで名高いビットブルクを通って北に非電化線を40km走ったところにJunkrath駅がある。ここからベルギー国境に向かって西に分岐する支線がかつて存在していた。Junkrath駅から一つ目にStadtkyll駅がある。
- Stadtkyll ラインラントプファルツ州
- Kronenburg ノルトラインヴェストファーレン州
- Hallschlag ラインラントプファルツ州
- Losheim ノルトラインヴェストファーレン州
- Losheimergraben ベルギー領
連続する5駅が違う州。残念ながら重複がある。これらが19kmの距離でおきているから貴重だ。
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