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2014年6月 7日 (土)

国境を縫う

語感から十分イメージしていただけると思う。一度国境を越えた路線が、また国境を越えて元の国に入ることだ。下記の2つのパターンがある。

  1. 国境はまっすぐなのに線路が蛇行している。
  2. 線路はまっすぐ伸びているのに国境が屈曲している。

北に接するデンマークとの国境ではこういう現象は起きていない。オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、フランスとの各国境でも認められない。

スイス、オーストリア、チェコ、ポーランドで各1箇所ずつ観察出来るので順に紹介する。

<スイス> バーゼルからボーデン湖までの間、スイスとドイツの国境はライン川とほぼ一致する。途中で2箇所ほど、スイス領がライン川を越えてドイツ側にはみ出している場所があるほか、はみ出たスイス領の中にぽっかりとドイツ領が存在する場所がある、シャフハウゼンという地区だ。上記2のパターンだ。国境が複雑に入り組んでいる。ボーデン湖の西隣にジンゲン(Singen)という駅がある。そこから西に2つ目のビーティンゲン(Bietingen)からはじめよう。

  1. Bietihgen ドイツ領
  2. Herblingen スイス領
  3. Schaffhausen スイス領
  4. Neuhauaen スイス領
  5. Altenburg-Rheinau ドイツ領
  6. Jestetten ドイツ領
  7. Lottstetten ドイツ領
  8. Rafz スイス領

上記1のBietingenから8番目Rfazまでおよそ27kmで、全てライン川の北を走っているのに、ドイツ領とスイス領を行きつ戻りつしている。2針縫った感じだ。

<オーストリア> いかにもありそうなザルツブルク以北のザルツァッハ川流域では、この現象は起きていない。古来ザルツァッハ川が国境として確定していた上に、川の両岸に十分な平地もあって、鉄道が川を越えない。国境の縫い取りは、アルプス山中で起きる。ドイツ有数のスキーリゾート・ガルミッシュパルテンキルヘンを見つける。そこから西に3つ目の駅グリーセン(Griesen)からはじめよう。グリーセンの西1kmで国境を越えてオーストリアに入る。そこから13駅オーストリア領内で、14個目のプフォルテンシュタイナハ駅でドイツ領に戻る。その間およそ14km。13あるオーストリア側の駅は、オーストリア側から鉄道でアクセスすることが出来ない。

<チェコ> チェコがドイツにもっと深く食い込んだ先端あたりにバートブラムバッハ(BadBranbach)からはじめる。

Badbranbachはドイツ領で、東に1km走ると国境を越えてチェコに入りPlesna駅。南に転じて1kmでまた国境を越える。ドイツ領を4kmほど走る間、駅は無しのまままた国境を越えてチェコに入り、Vojtanov駅に滑り込む。この間10km少々だ。

<ポーランド> ドイツ東南端のゲーリッツ(Golitz)からナイセ川沿いに10km南下したあたりにあるハーゲンヴェルダー(Hagenwerder)駅からはじめる。3km南下すると国境を越えてポーランド領に入る。程なくKrewinaZgorzelecka駅。そこから6kmまた南に行くと一旦ドイツ領に戻る。たった200m走って駅も無いままポーランド領に復帰するも、また800mでドイツ領に入りヒルシュフェルデ駅に滑り込む。総延長10kmほどの間に2針半だ。ここではナイセ川が国境を形成している。第二次大戦でナイセ川をドイツとポーランドの国境と定めたから、こういう現象が起きている。小さな鉄橋で川を越えながら渓谷を遡っているに過ぎないのだが頻繁に超えるナイセ川が国境になってしまったという話。

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