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2014年7月10日 (木)

Kanonenbahn

大砲鉄道とでも訳すといい。物騒な名前。1871年普仏戦争に勝利し、ドイツ帝国を立ち上げたプロイセンは、敗戦国フランスにアルザス・ロレーヌ地方を割譲させた。その中心都市がメツだ。ドイツ帝国の領国経営の中心になる。そのメツにむけて帝国首都ベルリンから鉄道を敷設することになった。着工は1872年で1880年全線開通。総延長およそ800kmのうち、300kmは既存線路を流用し、新規は500kmだ。

完成年から見てブラームスがここを通った可能性は残るものの、望み薄だ。なぜなら軍事物資の輸送に特化して、ハレ、マクデブルク、ゲッティンゲン、エアフルトなどの都市を巧妙に避けたルートになっている。一般客がわんさか集まる路線設定ではない。むしろ一般客に気兼ねせずに思う存分物資輸送をするために敷かれたと申してよい。

第一次大戦で同領土はフランスに復帰したから、存在意義が減じられてしまったものの、現在もその一部が使用されている。

そう、大砲など軍事物資を乗せた鉄道だというのがKanonenbahnという名称に反映している。

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