ブライトシュプールバーン
もはやブラームス作品の鑑賞や演奏には何の関係も無い鉄道ネタが止まらない。本日のネタもその路線上にある。
ナチスが夢想した大ドイツ計画。域内の主要都市を結ぶ鉄道網の整備計画があった。それが「ブライトシュプールバーン」だ。「ブライト」は「Breit」と綴って「広い」の意味で、「シュプール」は軌道で「バーン」は「鉄道」だから、直訳すれば「広い軌道の鉄道」だ。ドイツ鉄道の主流は軌道幅「1435mm」の標準軌に対して、倍以上も広い「3000mm」だったことによる呼び名。
軌道幅「3000mm」の線路の上を幅6m、高さ7.5mの車両を大出力ディーゼル機関車で牽引するモンスターな計画だ。ベルリンを中心に放射状の路線が計画された、第三帝国の大動脈となるハズだったが第二次大戦によって幻となった。
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