ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

« 世界一周の所要時間 | トップページ | よくいるタイプ »

2014年11月18日 (火)

慰霊祭

一昨日11月16日、千葉県船橋市の習志野霊園で、第一次大戦時に中国・青島で日本軍の捕虜になったドイツ兵の慰霊祭があった。

およそ1000人が習志野俘虜収容所で暮らしていたのだが、帰国直前に流行したスペイン風邪で30名が命を落とした。そのための慰霊祭が毎年行われているのだが、今年は第一次大戦からちょうど100年にあたるのでドイツ公使も参列するとのことで、私も参列してきた。

今では閑静な住宅街の一角にその墓地はある。絵に描いたような好天の下、慰霊祭は粛々と進行した。開式の挨拶の後、黙祷。ドイツ国家が歌われた。いいなあ。皇帝賛歌としておなじみの、ハイドンのあれだ。キリリと引き締まった冷たい空気の中、凛として心にしみてくる。

感動したのは、落命した将兵ひとりひとりの名前を読み上げたときだ。亡くなった当時の階級まで紹介された。その後ドイツ軍伝統の葬送の歌がしめやかに斉唱された。これがまたクライマックス。同席した空軍大佐と公使はこれに当然のような顔つきで唱和した。墓碑に備えられた黒赤金がやけに誇らしかった。

何とも言えない敬虔な気持ちにさせられた。

20141116_114930

« 世界一周の所要時間 | トップページ | よくいるタイプ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 慰霊祭:

« 世界一周の所要時間 | トップページ | よくいるタイプ »

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ