無いものねだり
Schweers+Wall社の「ドイツ鉄道地図」にはとことん感心している。なんだか凄い。驚くことだらけだ。だからという訳ではないが、「あったらいいな」的なわがままも噴き出してきた。この際列挙する。
- 駅が全部載っていて嬉しいのだが、ついでにそれら駅の開業年月日を載せて欲しかった。
- 閉鎖された駅まで載っているのは、大変重宝するのだが、ついでに閉鎖日を乗せて欲しかった。
- 駅の改名があったに決まっているが、改名の履歴を載せて欲しかった。
- 駅同様に路線の開業年月日が欲しかった。
- 巻末のトンネル索引と同じ要領で、鉄橋索引が欲しかった。
- 鉱山や工場がマメに載っているのは素晴らしい。欲を言えば索引にしてほしかった。
- 主要な駅の配線図が欲しいところだ。
- 一般の鉄道、Sバーンの充実っぷりに比べて市電の記載には改善の余地がある。全駅の記載は必須だろう。
- 刊行の対象が、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリアの4カ国に限られているのが残念だ。チェコ、ポーランド、ハンガリー、オランダ、ベルギー、デンマーク欲を言えばフランスくらいにまで広げて欲しい。とりわけチェコだ。現代でもチェコの鉄道の密度はものすごいし、ブラームスやドヴォルザークの旅路を検証するために必須だ。
- 同じノリで日本版も欲しい。少なくとも凡例の部分が日本語で読めるようになるからだ。
誉め言葉は、とうていこの程度では収まらない。この10倍のスペースが要る。だからこそ、「あったらいいな」を列挙する意味がある。
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