Dunkel
ブラームス歌曲の絶唱「永遠の愛について」op43-1は、冒頭いきなり「Dunkel」「Wie dunkel」と畳み掛けて始まる。恋人たちの歩む道の暗さの形容であると同時に、2人の置かれた境遇の暗示でもあるという絶妙な言葉。「暗い」という意味である。
コーヒーはミルクとの配合割合によって色合いが変わる。それを7段階の単語で表現することがある。コーヒーの多い順に列挙する。
- Schwarz 「ブラック」
- Dunkel 「暗い」
- Brauner 「褐色の」
- Melange 「ミルク」と「コーヒー」が同量。
- Gold 「黄金色の」
- Licht 「淡い」
- Weiss 「白い」
- Hell 「明るい」
これらに加えてさらに「Mehr dunkel」や「Mehr hell」を付与されて微調整が施される。「永遠の愛について」に現れた「Dunkel」はブラックに近い位置。
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