カフェで注文
ウィーンのカフェには、膨大な種類のコーヒーが用意されている。種類と言っても豆の品種や産地のことではないことは既に言及した。淹れ方、添え物による膨大なバリエーションがあるということだ。店側がこれらに周知していることは当然としても、常連ともなれば客の側でもこだわりを持っているものだ。注文のしかたは下記の如くである。
- 膜の張ったメランジェしかしグラスで
- 濾過したトルココーヒーに極上泡立て生クリームを添えて
- 逆さカプチーノとても熱くいくぶん淡いものを
何かに似ている。そうだ。楽曲冒頭に記される発想記号だ。とりわけブラームスの多彩で微妙な指定そっくりだ。ウィーンゆかりの作曲家でもとりわけブラームスは並外れて繊細だ。まさかカフェの影響ではなかろうが。
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