コーヒーの音型
記事「コーヒーカンタータ」でバッハの「コーヒーカンタータ」の中の「CAFFEE」音型の所在を探索中であると書いた。
それを探していてワクワクするお宝情報に出会った。
ブラームスは14歳の時、不健康なアルバイトの気分転換に、父の知人宅に招かれたことがある。ハンブルク郊外のヴィンセンという街だ。同年代の娘にピアノを教える他、隣町の男声合唱団に作品を書いたという。この中に「コーヒーの音型(CAFFEE)によるファンタジー」という作品があったらしいのだ。マッコークル663ページの失われた作品No23がそれらしい。ピアノを教わった女の子リースヒェンが持っていたが後日返却を求められ、恐らくブラームス自身が破棄したものと思われる。
バッハのコーヒーカンタータの刊行は1881年の旧全集を待たねばならないから、この段階で14歳のブラームスは知る由も無い。
何よりも14歳のブラームスがコーヒーを知っていた証拠となる。
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