ジャーマンロースト
コーヒーの焙煎度には一般に8段階あって浅い順に列挙する。
- ライト
- シナモン
- ミディアム
- ハイ
- シティ
- フルシティ
- フレンチ
- イタリアン
色合いは茶褐色から黒褐色に向かう。浅いものほど酸味があり、深まるにつれて苦味に変わる。甘味は深いほど高いと言われている。意外なことにカフェインの含有量は浅いほど高くなる。当然のことながら同じ豆のでも焙煎度によって味わいが変わるから、愛好家にとってのこだわり事項だ。
問題はコーヒー愛好家で知られたブラームスはどこを好んだかということ。このことに言及した書物にはめぐり合えていない。
上記5の別名がジャーマンローストという。欧州の中では比較的軟水が多いドイツにピッタリの焙煎だといわれているが、ブラームスが、これを好んだと断言しては短絡が過ぎよう。
コーヒーは非常に複雑。
- 産出国
- 農園
- 標高
- 豆の新しさ
- 粒の大きさ
- 異物
- 焙煎方法
- 焙煎度
- 挽き方
- 湯温
- 抽出方法
- 抽出時間
- 水質
- ブレンド
これらが複雑に絡みあう。ブラームスの好みにまで辿り着くのは容易ではない。
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