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2015年1月 2日 (金)

証言者の顔ぶれ

昨日の記事へのコメント。

昨日、音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」全3巻に出現するコーヒーへの言及記事を一覧化した。

同回想録集全3巻はブラームスの知人14名による証言の集大成だ。14名のうち下記9名がのべ25回にわたってコーヒーに言及している。頻度としてはワインと同等で、ビールを凌ぐ。アルコールを含まないコーヒーは、アルコール飲料よりも時と場所を選ばない。ブラームスが日頃、深くコーヒーに接していたことがよく現れている。

  1. アルバート・ディートリヒ
  2. ジョージ・ヘンシェル ブラームスの部屋に充満する香りを「ウィーンのコーヒーの香り」と表現している。かなりな嗅覚だと思われる。
  3. フローレンス・メイ
  4. リヒャルト・ホイベルガー 全体の文量の割には、コーヒーへの言及は少ない。
  5. リヒャルト・フェリンガー コーヒーカップの底に残った砂糖をすくう場面は貴重。
  6. ヨーゼフ・ヴィトマン トゥーンの朝、ブラームスが使用するミルがウィーン製だと断言している。メーカーを特定できたのだろうか。あるいは、避暑地にまでわざわざウィーンからミルを持参していることへの驚きを表現したか。ヴィトマン自身かなりのコーヒー愛好家であると思われる。
  7. カール・ゴルトマルク
  8. エセル・スマイス
  9. グスタフ・イェンナー

全員の記述を総合すると、おそらくブラックが彼の好みだ。豆はイエメン産のモカ。ウィーン製のミルを使用している。ネルを使ったドリップか、ポットに水と挽いたコーヒーを入れて沸かすのが不明だが、どうも前者っぽい。自宅か避暑地かでも違っていたと思われる。砂糖を入れていた可能性はわずかに残るが、ミルクは使っていない模様。

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