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2015年2月18日 (水)

鮮度の維持

ブログや本の内容がいつまでも瑞々しくあり続けるよう願っている。

たとえば最後の作品でさえ作曲から110年が経過しているブラームスの作品は、クラシック音楽というジャンルに分類されているけれども古くはない。古くから演奏され聴かれてはいるのに、弾き古されてはいないし、聴き古されてもいない。その理由について議論するのは私の能力に余ってしまうので差し控えるが、ブラームスの作品がバッハやモーツアルトの諸作品と同様のある種の永続性を獲得していることだけは確かなところである。

そのブラームスに大きく依存している私の本やブログもあやかりたいと思っている。演奏会批評やCD批評に比べれば有利な材料に恵まれている。演奏会やCDの批評は時間がたつと100%ではなくなる。執筆した時点で全てを網羅した書物でも、時間の経過とともに言及不可能な演奏会やCDが増えてくる。ブラームスがこの世を去って久しい現在、ブラームスの新作が出現する心配はしなくてよいが、新たな演奏は出現することをやめない。

作曲家ブラームスや、作品そのものを真摯に見つめるという切り口は、その意味で鮮度の維持が容易である。現時点で「真の命題」であるならば、恐らく100年後も「真」であり続けるだろう。「ブラームス交響曲指揮者ベスト10」や「ブラームス弾きピアニストベスト10」等の切り口に比べれば、世の中の移ろいを考慮する必要は少ない。

現時点での「真」を実直に追い求めねばならない。ブラームス生誕250周年の時に読み返されても、なるほどと思える記事を書いておきたい。私ごときには重たいけれども、希望は持ち続けたい。

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コメント

インテルメッツ津ォさま
おっかなびっくりの記事に、早朝からあたたかいコメントありがとうございます。ご賛同心強い限りです。
今年5月には、ブログ開設10周年を迎える関係で、「運営の心掛け」系の記事が続きます。引き続きご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

今回の記事、とても心強く感じています。
是非継続してください。

私は途切れることもありますが、ほとんどの記事を読ませて
もらっています。

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