ブラームス起点
ブログ「ブラームスの辞書」はネタをブラームス関連に絞ることを譲れぬ方針としている。もしかすると本日の記事は若干の方向転換の表明になる可能性がある。
記事一本一本が必ずしもブラームスと関連が無くてもよいと思いはじめている。ブラームスを起点にさまざまな切り口の話題を展開することは不変だが、個別にはブラームス不在の記事も混入することはあり得る。表面的には規制緩和だ。
すでにその兆候は現れ始めている。ブラームスを起点にドヴォルザークを眺め、民謡や学生歌を俯瞰した。ブラームスの伝記に現われるこまごまとした事項をキッカケに、ドイツ語やドイツ史を語りたい。極めようと思えば、民俗学や方言にまで裾野を広げる必要がある。地誌、鉄道、食事、文学、美術等ブラームス自身の興味の広がりを忠実にトレースしたいと心から思う。あるいはブラームスが無意識に関与した世相などにも興味がある。
ブラームス起点であるこということにはこだわり続けるが、これが読者の目に緩慢な規制解除と移映らぬよう気持ちをこめる覚悟である。あえてブラームスを起点とすることで発生する歪みもろともブログの個性として受け入れるつもりだ。
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