鍾乳洞状態
世間様の認知度はまだまだ低い我がブログだが、記事の数だけは順調に増えて行くだろう。ひと様に知られぬまま、記事が充実して行くのはジンワリとした楽しみがある。幼いころの秘密基地みたいなノリである。このところ小さな石の下に、思いがけずに大きく発展したアリの巣を見つけた時のようなワクワク感が味わえている。
あるいは鍾乳洞だ。石灰質の土地に雨水がしみこむことで、長い時間をかけて生成される洞窟だ。中を見学出来る場合もある。文字通り別世界になっている。洞窟内の地形や水量によって形作られる独特な形状は、否応なく時間の力と人間のはかなさを思い起こさせてくれる。
国内にも数多く発見されている。龍河洞、龍泉洞、秋芳洞、阿武隈洞などが有名だ。きっとまだ発見されていない鍾乳洞もあるだろう。ブログ「ブラームスの辞書」もそうなりたい。誰にも発見されぬまま、ただひたすらに記事を充実させるのだ。ひとたび発見された暁には、あまりの壮大さに発見者が息を呑むというような域に達してみたいものだ。
本日のこの記事は、ブログ「ブラームスの辞書」開設以来3600本目にあたる。
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