寄らば大樹の陰
「どうせ頼りにするなら勢いや力のある人」くらいの意味。日本独特の処世術を表している。「長いものには巻かれろ」「勝ち馬に乗る」などと同一の系統と思われる。
私のブログや本は、まさにこのノリを具現したものだ。大樹とは当然ブラームスだ。どうせ寄りかかるなら徹底して寄りかかろうと考えた。私ごときが少々寄りかかったところでブラームスはビクともしない。原点をブラームスにおいて、その周辺をブンブンと元気に跳びまわる蚊みたいな存在になりたい。ブラームスが原点であることを見失わないように気をつけている。ただただブラームスが好きであることが出発点だ。
確固たる原点を持っていることは、ブログの運営で迷いが生じた時など大変重宝する。虚飾を捨ててブラームスに戻るだけでいい。これを徹底することは口で言うほど易しいことではないと思う。ブログの創立記念日や、本の刊行記念日、あるいはブラームスの誕生日などの記念日は、このことを肝に銘ずる日でもある。
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